VTuberは2Dまたは3Dのアバターを使って、画面の中で動く可愛いキャラクターやカッコいいキャラクターが、中の人(いわゆる“魂”)の声とトークで盛り上げてくれます。
でも、そのVTuberたちっていったいどれくらいお金を稼いでいるのか、気になったことはありませんか?
トップ層が1億円を超えるなんて噂もあるけど、本当はどうなのでしょう。
そこで今回は、「VTuberの年収はどれくらいなのか?」という疑問にズバッと切り込み、収益モデルや格差、そして成功の秘訣をわかりやすく解説していきます!
VTuberの年収はどれくらい?収入の仕組みを解説

VTuberの主な収益モデルとは?
VTuberが稼ぐ方法はひとつではありません。
主な収益モデルは以下の5つです。
1.広告収入
YouTubeで流れる動画広告から得られる収入です。
1回再生されるごとにおよそ0.05~0.2円といわれています。
多く再生されればされるほど収入が増えるわけですが、視聴者をたくさん集めるにはそれなりの努力や企画が必要です。
2.スーパーチャット(投げ銭)
生配信(ライブ配信)中に視聴者が「応援してるよ!」とお金を送ってくれる仕組みです。
例えばYouTubeのスーパーチャットでは、送られた金額の約70%がVTuber側の手取りになるといわれています。
トップVTuberだと1回の配信で数百万円も投げ銭が集まることがあり、ここが大きな稼ぎ頭になるケースもあります。
3.メンバーシップ・サブスク
チャンネルの「会員」になってもらうことで、月額課金をしてもらう仕組みです。
支払われる会費は数百円~数千円程度で設定されることが多く、たとえば月500円のメンバーシップに1000人が加入すれば、毎月50万円の収入が見込めます。
これが安定した収益源になるため、多くのVTuberがメンバーシップを導入しています。
4.企業案件・スポンサー契約
企業から商品やサービスを宣伝してほしいと依頼されることで報酬を得る方法です。
案件の金額はVTuberの影響力(チャンネル登録者数や平均視聴者数など)によって変わりますが、トップクラスのVTuberだと1案件で数百万~1000万円を超えることもあるとされています。
ゲームのリリース告知やCM出演など、活動の幅は広いです。
5.グッズ販売・音楽イベントなど
Tシャツやアクリルスタンド、キャラクターグッズなどを販売し、そこから利益を得る方法もあります。
グッズはファンにとって「推しを応援する証」として人気があり、限定デザインやサイン入り商品などはすぐに完売することも珍しくありません。
また、最近は3Dライブやオリジナル楽曲なども好評で、チケット販売やアルバム販売で稼ぐVTuberも増えています。
スーパーチャット・投げ銭の影響はどれくらい?
スーパーチャット(投げ銭)はVTuberが短期的にガッと稼ぎやすい仕組みです。
例えば大人気VTuberの場合、一度の配信で数十万円から数百万円もの投げ銭が集まることがあります。
海外ファンが多い場合は通貨レートの関係で日本円よりもさらに大きな額が集まることもあり、夢のような光景が生まれます。
でも、当然ながら全員がそんなに稼げるわけではありません。
底辺と言われるVTuberの配信では、1回の投げ銭が数千円~数万円どころか、ゼロということもしばしばです。
メンバーシップ・サブスクの収益性
生配信の投げ銭は一度に大きな金額が手に入るものの、毎回うまくいく保証はありません。
メンバーシップやサブスクは、その点で月額料金を継続してもらえる安定収益になります。
たとえば月額500円のプランを用意していて1,000人のメンバーがいれば、単純計算で月50万円、年600万円の安定的な収入となります。
そこに広告や投げ銭が加わることで、個人のVTuberでも食べていける可能性は十分にあります。
企業案件・スポンサー契約での収益
企業案件の金額はVTuberの人気度合いによって大きく変わります。
たとえばチャンネル登録者数が100万人を超えるような人気VTuberだと、1案件で数百万~1000万円以上の報酬が見込める場合もあります。
企業案件はゲーム実況や商品のレビュー、イベント出演などさまざまな形で行われます。
VTuberを活用したマーケティングは若い世代を中心に効果が高いため、企業にとっては魅力的な宣伝方法です。
逆に新人VTuberには案件が回ってきにくいので、最初のうちは企業案件よりもファンからの投げ銭やメンバーシップ収益を重視するケースが多いです。
VTuberの年収格差|稼げる人と稼げない人の違い

ホロライブ・にじさんじの年収はどのくらい?
VTuber業界でよく名前が挙がるのが「ホロライブ」や「にじさんじ」という大手事務所(運営会社)です。
ホロライブ所属のVTuberでは年間数千万円〜1億円を超える収益を得ている人がいると言われています。
有名な例として、ホロライブの宝鐘マリンさんや兎田ぺこらさんなどは億単位と噂されるほどの投げ銭や動画再生数を持っています。
にじさんじも同様に、葛葉さんやVTuberの黎明期から活動している方々が上位に君臨し、年収1,000万円を大きく超える報告があるようです。
ただ事務所からは正確な金額が公表されていないため、あくまでも推定値として捉えてくださいね。
ぶいすぽVTuberの収益モデルと特徴
「ぶいすぽっ!」はゲーム中心のVTuberグループとして注目されています。
ゲーム配信や大会企画などに強みがあり、FPSゲーム界隈を中心に熱狂的ファンを獲得しているのが特徴です。
収益源はホロライブやにじさんじと同じく、広告収入・投げ銭・メンバーシップ・企業案件などです。
特にゲーム配信がメインなので、大会でのスポンサー契約や関連グッズの販売、コラボ企画などが大きな収益につながることがあります。
個人VTuberの年収のリアル|企業勢との違い
個人VTuber(いわゆるフリーランス)として活動する場合、事務所のサポートがない分、初期投資や機材、宣伝などはすべて自己負担になります。
つまり、3Dモデルの制作費や配信用のPC・ソフト、グッズ制作の手配などを自力でまかなわなければいけません。
でも、企業勢(事務所所属)と違って収益をまるごと自分のものにできる自由さがあります。
大手事務所に所属すると、会社によっては投げ銭や広告収入の数十%~半分以上を持っていかれることもあるからです。
逆に、企業勢だと知名度が上がりやすく、サポートやコラボの機会も豊富です。
個人VTuberは年間100万円以上稼げている人はごく一部と言われています。
稼げるようになるには時間がかかることが多く、地道な活動と長期的なファン作りが不可欠です。
底辺VTuberの収益事情|なぜ稼げないのか?
底辺VTuberと呼ばれているのは、主に「チャンネル登録者が伸びない」「投げ銭が全然飛ばない」「配信や動画投稿をしても視聴数が極端に少ない」などで苦しんでいる層を指します。
実際、VTuber全体の80%以上は年収100万円に満たないと言われており、ほとんどが副業レベルか、むしろ赤字のケースすらあります。
稼げない理由としては、以下のようなものが挙げられます。
- 配信頻度や動画投稿が少なく、ファンを獲得できない
- キャラクターや内容が他のVTuberと差別化できていない
- マーケティングや宣伝の手段を持っていない
- 投げ銭文化のあるファン層をうまくつかめていない
VTuberは数万人単位で存在するとも言われており、その中で注目を集めるのは至難の業です。
それでもこつこつ活動を続けていけば、いつか「バズる」可能性があるかもしれません。
VTuberが成功するための秘訣とは?

収益を伸ばすための配信スタイル
- 企画力とクオリティ
面白い企画を考えて視聴者を巻き込むことが大切です。
ゲーム実況なら大会や縛りプレイ、コラボ企画などで盛り上げる方法があります。 - 定期配信のスケジュール化
「毎週○曜の夜9時は必ず配信する」といった形で、視聴者の生活リズムに溶け込むようスケジュールを固定するのも効果的です。
ファンに習慣化してもらうことで、長期的な視聴者維持が期待できます。
ファンを増やすための工夫とは?
- SNSの活用
XやInstagram、TikTokなどでこまめに情報を発信し、ファンアートを紹介したり、日常的なつぶやきを投稿したりして“中の人感”をほどよく出すと親近感が高まります。 - コラボ配信
同じゲームが好きなVTuberや、相性の良いタレントとのコラボでお互いのファン層を行き来させることができます。 - メンバー限定企画
メンバーシップ加入者向けの特別配信や限定グッズ販売などを用意することで、ファンのロイヤルティを高めることができます。
企業勢と個人勢、どちらが有利?
一概に「どちらが絶対に得」とは言いにくいです。
企業勢は初期投資や宣伝、3D化などのサポートが手厚く、大きく伸びるチャンスが増えます。
でも、収益の一部を事務所に渡す必要があるため、トップ層でも“取り分”がそこまで大きくないケースがあります。
個人勢は自分のやりたいように活動でき、収益は自分のものになります。
でも、すべての費用とリスクを自分で背負い、注目を集めるまでの道のりが長いというデメリットがあります。
「自分に合ったやり方」で勝負するのが結局の近道かもしれません。
企業勢を目指すのか、個人で挑戦するのか、どう行動するかは人それぞれです。
VTuber市場の未来と収益の可能性
VTuberは年々増え続けています。
競争も激しくなっていますが、市場自体の拡大も続いており、新しい技術やメタバースの流行などによってチャンスも広がっています。
- メタバースでの活動
仮想空間のイベントやライブなどで、新たな収益源を開拓できます。 - 海外進出
海外ファンを意識したコンテンツ制作や、多言語配信を行うVTuberも増えています。
グローバルな視聴者を集めれば投げ銭やグッズ売上が急増する可能性があります。 - 企業の参入
もっと多くの企業がVTuberマーケットに力を入れることで、案件数やスポンサー契約がさらに増えていくと予想されます。
【まとめ】VTuberの年収と成功するためのポイント

VTuberは夢のある世界で、トップ層だと年収1億円を超えるケースも現実に起きています。
でも、その一方で大多数のVTuberは月数万円〜副業程度の収入で活動しているのも事実です。
収益を大きく伸ばすには、「独自のキャラクター性」「ファンとの深い交流」「多角的な収益モデル」「継続的な努力」といった要素が欠かせません。
どんな世界でも同じですが、結局は地道な努力や企画力、ファンを大切にする姿勢が成功をつかむカギになるのです。
今後ますます広がるVTuber市場の中で、あなたも新たなVTuberを応援したり、自分が挑戦したりしてみてはいかがでしょうか。
もしかすると数年後、あなたが「年収1億円VTuber」として脚光を浴びる日が来るかもしれませんよ!
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