「将来は声優になりたい!」とワクワクしている中学生のみなさん、こんにちは。
最近はアニメやゲーム、ナレーションなど、声優が活躍する場面がとても増えていますよね。
でも「声優になるにはどんな道があるの?」と疑問だらけの人も多いと思います。
中には「子役とかキッズ向けの俳優養成所があるのは知ってるけど、声優を目指すならどうすればいいの?」と迷っている人もいるかもしれません。
この記事では、「中学生のうちからスタートできる具体的な練習法」や「専門学校や養成所に入るタイミング・方法」、そして「オーディションへの準備」や「親の理解を得るコツ」などをまとめました。
ぜひ最後まで読んでみてくださいね。
中学生から声優になるには?今すぐできること

声優に必要なスキルとは?
声優はアニメやゲーム、海外ドラマや映画の吹き替え、ナレーションなど幅広いジャンルで“声の表現”を担当するお仕事です。
でもただ声がいいだけではなく、以下のスキルが求められます。
中学生からできる練習法
中学生のうちからできることはたくさんあります。
声優に必要なスキルを高めるために、具体的にこんな練習をしてみましょう。
- 腹式呼吸の練習
- お腹を膨らませるように息を吸い、へこませるように息を吐く
- 1回ごとにしっかりと呼吸を感じる
- 姿勢よく立った状態で行うと効果的
- 寝転んでやってみると感覚をつかみやすい
- 早口言葉で滑舌トレーニング
- 「生麦生米生卵」「赤巻紙青巻紙黄巻紙」などをはっきり言う
- ゆっくり言う→少しずつスピードアップする
- 噛んでも気にせず、続けることが大切
- 鏡の前で口の形をチェックすると効果的
- 音読や朗読の習慣
- 学校の教科書や小説、ネット記事、ニュース記事など、何でもいいので声に出して読んでみる
- 感情表現をつけながら読んでみると演技力アップに繋がる
- スマホで録音して聞き返してみると自分のクセに気づきやすい
- 日常的に発声を意識する
- 普段の会話でも「声のトーン」や「言葉の聞き取りやすさ」を意識する
- 呼吸や姿勢をチェックしてみる
- 演劇部や放送部への参加
- 学校に演劇部があるなら、ぜひ挑戦してみると舞台演技を学べますし、放送部なら原稿読みやアナウンスに慣れます
- 部活がないなら地域の劇団や演劇ワークショップに参加する方法もあります
- アニメや映画を観て役になりきる
- 好きなキャラのセリフを真似して、実際に声を出して遊んでみる
- トーンやスピード、抑揚などを意識しながら練習する
声優になりたいけど声が不安な人へ
「自分の声がカッコよくない」「低すぎる」「かわいくない」など悩む人も多いです。
でも声優業界では、むしろ個性的な声こそが武器になることがあります。
- 高い声が出ない人でも、演技力や迫力ある低音ボイスで活躍できる
- 低い声ならクールなキャラやナレーションが向いているかもしれない
- ハスキーな声なら、大人びたキャラや感情表現が深いキャラで魅力を発揮できることもある
- かわいい声が苦手でも、クール系キャラや落ち着いたナレーションなどが求められることもある
- 個性が武器になる世界なので、自分に合った役を探せるだけの努力をすればチャンスは広がります
声優を目指す中学生のための進路選び

声優になるにはどんな進路がある?
声優になる道は一つではありません。
中学生がこれから声優を目指す道をいくつかまとめると、こんな感じです。
進路 | 特徴 |
---|---|
キッズ向けコースや子役系の養成所に通う | 小学生や中学生から通える所もある。テレビやCM、舞台などに出演しながら演技力を養える。 |
高校進学後、専門学校・養成所へ進む | 高校をきちんと卒業したあとで、本格的な声優レッスンに集中できる。最もスタンダードなルート。 |
大学に行きながら養成所に通う | 学歴と声優の勉強を両立したい人におすすめ。社会経験を積みながら演技を学べる。 |
高校卒業後すぐにオーディションを受ける | 声優プロダクションの所属オーディションに直接挑戦し、合格すればプロを目指す道が開ける。 |
「声優養成所は高校卒業後じゃないと入れないの?」と思う人もいますが、子役やキッズタレントを育成するコースを用意している養成所も存在します。
俳優養成所の子役部門のように、低年齢向けのコースで基礎を学ぶ人も少なくありません。
でも声優養成所の場合は、アニメ・ゲーム向けの本格的なアフレコ実習などを行うコースは、年齢制限が「高校卒業以上」と決まっていることが多いです。
声優の専門学校・養成所に入るには?
将来的に本格的な声優レッスンを受けたいなら、高校卒業後に専門学校や養成所へ入学するパターンが主流です。
でも近年は、中学生や高校生のうちから通える「週末クラス」や「子ども向けの声優レッスン」を開設しているところもあります。
また、声優は演技力が求められる職業であり、多くのプロもまず一般的な演技を学んでから専門的な声の表現へと進む人も多いです。
そのため、中学生のうちから演技の基礎を学べる俳優養成所や演劇スクールに通うのも一つの方法です。
高校卒業後に声優の専門学校や養成所へ進む際にも、基礎的な演技力があるとスムーズに学べるでしょう。
- 専門学校
- 2年制や3年制で、演技だけでなく声優の歴史、録音機材の使い方など幅広く学べる
- 施設や機材が整っているところが多く、プロ仕様のスタジオでの実習ができる点もメリット
- 養成所のメリット
- 声優事務所やプロダクション直営の場合が多く、実際のオーディションやデビューに直結しやすい
- 実際の声優やマネージャーが講師の場合もあるので現場の最新情報が学べる
実際にプロの声優になるためには、しっかりとしたレッスンを受けることが重要です。
声優の専門学校や養成所に進むことで、基礎的な発声や演技指導を受けられます。
「どの学校がいいのかわからない…」という人のために、おすすめの声優専門学校や養成所をまとめた記事を紹介しています。
自分に合ったスクールを見つける参考にしてください。
高校・大学でできること
中学生が進学先を考えるときに「声優に近づける高校や大学なんてあるの?」と思うかもしれません。
一般的な公立高校や普通科の高校でも、以下のようなことをやってみると将来に役立ちます。
- 演劇部に入る
実際に人前で演技する経験は大きいです。
声だけでなく、表情や身体を使った演技の基礎が学べます。
声優にとっても演技経験は大きな武器になります。 - 放送部・アナウンス研究会に参加する
マイクの使い方や原稿読み、滑舌の練習ができるので非常におすすめです。 - 文化祭や学園祭で積極的にステージに立つ
学園祭などの舞台も立派な実践の場。
自作劇をやってみたり、朗読劇を開催してみるなど、学校のイベントを活用して演技経験を増やせます。 - 大学の演劇サークルや映画製作サークルに入る
高校を卒業して大学に進学する場合は、演劇サークルで舞台経験を積んだり、映画サークルで声の出演に挑戦するなど活動の幅がさらに広がります。
声優になるためのオーディションと実践経験

中学生でも受けられるオーディションはある?
大手の声優事務所やプロダクションが主催するオーディションの中には、年齢制限が「中学生以上」や「13歳以上」となっているものも存在します。
たとえば子役出身の声優や、10代の頃から芸能活動を始めた人もいます。
- 事務所の新人発掘オーディション
中学生でも受験可能なところがあります。
公式HPなどで年齢要件をチェックしましょう。 - 子役・キッズタレント募集オーディション
芸能事務所では、ドラマや映画、CMに出演する子役を募集しています。
同時に声優の仕事を扱う事務所もあるので、ここから声優へシフトしていく人もいます。 - アニメやゲームのオーディション一般公募
作品によっては10代の声を求めて、年齢制限を低めに設定している場合があります。 - 地元の声優コンテスト・イベント
地域のイベントやネット上の企画で、「声優コンテスト」や「オーディション動画募集」などが開催されることがあります。
積極的に情報を収集するとチャンスが広がります。
実際にオーディションを受けたいと考えている人は、まずは初心者でも応募しやすい声優オーディション情報をまとめた記事をチェックしてみてください。
オーディションに向けた準備と対策
オーディションを受けるなら、次のポイントを押さえておきましょう。
書類選考や音声審査がある場合もあるので、あらかじめ準備しておくことが大事です。
- 自己PRや履歴書、音源の準備
- 趣味や特技、部活動など、あなたらしさをアピールする
- 声優を目指す理由やきっかけを具体的に書く
- ボイスサンプルや自己紹介動画の応募が必要なときは、滑舌や音質に注意して録音する
- 滑舌・発声練習
- 面接や実技審査でセリフを読むことがある
- 自分の声を録音してチェックしておく
- 朗読スキルアップ
- 童話などシンプルなものを練習材料にして、感情を込めて読んでみる
- 感情表現の幅を増やすために笑い声や泣き声などの表現も練習
- 演技の研究
- 好きなアニメやドラマ、映画を見て、演技の研究をする
- セリフを読むだけでなく、感情表現や間の取り方、抑揚のつけ方を練習
- 教科書朗読や好きなキャラのセリフで実践するのも◎。
- 健康管理
- オーディション当日にベストな声を出すには体調管理が大切
- 特に喉を痛めないように乾燥対策や睡眠、栄養バランスに気をつける
SNSや動画投稿で実績を作る方法
ネット時代の今、SNSや動画投稿サイトを活用して、自分の声の作品を発信する人が増えています。
たとえばYouTubeやTikTokなどで、自作の声劇動画をアップしたり、朗読動画を投稿したりして、ネット上で注目を集める方法もあります。
中学生がネットを使うときは親御さんの許可と安全対策が必要ですが、うまく活用すれば以下のようなメリットがあります。
- 自分の声を多くの人に聞いてもらえる
- 視聴者やファンのリアクションが参考になる
- 将来的に「自分の作品」をオーディションなどでアピールできる
ただし、SNSで顔出しする必要はありません。
声だけの発信でも十分に魅力を伝えることができます。
投稿内容や個人情報の管理には注意しつつ、チャレンジしてみるといいでしょう。
- YouTubeやTikTok
- 声劇動画や朗読をアップしてみる。
- 「声だけ出演」であれば、顔出しNGでも表現の幅を広げられます。
- ボイスブログや音声SNS
- 最近は音声投稿できるSNSも増えています。
- 自作のラジオ番組を配信するなど、新しいアプローチが可能です。
- 個人制作のドラマCDや同人活動
- 仲間と一緒にドラマ音源を作ってイベントで頒布したり、ネット配信したりする人もいます。
- 作品を作る過程で録音や編集の技術も学べて一石二鳥です。
声優になりたいけど親に言えない…どうする?

親が反対する理由と説得のポイント
声優を目指したいと親に言っても、「本当に食べていけるの?」「学業は大丈夫?」と心配されることがあるかもしれません。
親の立場からすると、声優という職業に不安を感じるのは自然なことで、いろいろ心配する気持ちもわかります。
- 将来の安定性への不安
- 声優業界の厳しさへの理解
- 学業がおろそかになる心配
- 演技や芸能へのイメージがあまりない
でも自分が本気で声優を目指したいなら、その思いをきちんと伝えることが大切です。
説得のポイントとしては、以下を意識してみましょう。
- 具体的な計画を示す
「高校に行きながら放送部で練習する」「大学に進学してから養成所に通う」など、ちゃんと学歴と両立する方法を考えた上で、将来設計があることを伝えると安心感が増す - 情報を共有する
専門学校のパンフレットや、声優の仕事に関する本を親と一緒に読むのもおすすめ
親が知らない声優の世界を理解してもらうことが大切 - 学業の優先度を明確にする
「声優を目指すから学校は行かない」など、極端な発言は親を不安にさせる
勉強と両立させたい気持ちを伝えれば、親も応援してくれる可能性が高い - 実力を証明する場を作る
学校の合唱コンクールや文化祭などで歌や演技を披露して、努力と成果を見せる
学業と両立しながら声優を目指すには?
声優を目指すといっても、中学生の本業はやっぱり勉強です。
学業をおろそかにすると親も心配が増えてしまいます。
時間のやりくりやメリハリを工夫して、声優の練習と学業の両立を目指しましょう。
- 時間管理が重要
部活や塾がある人は、毎日のスケジュールを立てて、声優の練習時間を確保する
たとえば平日は夜30分だけ発声練習に当てる、休日に録音や動画作り、など自分なりに時間割を作ってメリハリをつければ両立しやすい
テスト前は勉強を優先して、練習時間を少し減らすなど調整 - 勉強も演技の糧になる
国語や英語の授業は、声優のセリフ力を鍛えるチャンス。
作品の読解力や語彙力は役の表現にもつながります。
親の理解を得るためにできること
親に理解してもらうには、ただ「やりたい!」と主張するだけでなく、行動で示すのが一番です。
- 日々の努力を見せる
「声優になりたい」と言うだけでなく、毎日少しでもトレーニングしている姿を見せる
家でも自主的に発声練習をしている姿を親に見てもらう
毎日コツコツ努力していると説得力が増します - 成果を形にして成長を見せる
朗読コンテストや学校行事、地元のイベントに積極的に参加して実績を作る
ネット配信でポジティブな反応を得たら、その報告を親にも伝えてみる
部活や習い事を真面目にこなしていれば、親も安心しやすい - バランスよく生活する
勉強や家の手伝いも疎かにしない
真面目に取り組んでいる姿勢を見せることで、声優への想いも本気だと伝わる - 一緒に専門学校や養成所の見学に行く
体験レッスンやオープンスクールなどに親と参加し、現場を見てもらう
プロの講師や在校生の話を聞けば、親の不安も少しずつ解消されるかもしれません
【まとめ】中学生から声優になるには何をすればいい?

- まずは中学生でもできる練習をスタートしよう
- 腹式呼吸や早口言葉、教科書の朗読など、基礎づくりに力を入れる。
- 部活動(演劇部・放送部)や地域の演劇ワークショップを活用する。
- 進路を考えるときは、キッズ向けや子役系の養成所も視野に入れよう
- ただし本格的な声優レッスンは高校卒業後が中心。
- 週末や放課後に通えるクラスを探してみるのもアリ。
- オーディションやSNSを使って実践経験を積む
- 中学生でも受けられるオーディションをこまめにチェック。
- YouTubeやTikTokなどで声の作品を発信してファンを作る。
- 親の理解を得るには、具体的な計画と日々の努力を示すことが大事
- 学業との両立、将来のビジョンをしっかり言葉で伝える。
- 一緒に体験レッスンに参加するなど、親が安心できる材料を増やす。
声優になる道は一つじゃありません。
早めに俳優養成所などに通って基礎的な演技経験を積む人もいれば、高校や大学での演劇活動を通じてステップアップする人、社会人になってから養成所に通う人など、いろんなパターンがあります。
大事なのは「本当に声優になりたい」という気持ちと、そのための努力をコツコツと続けることです。
あなたの声や表現で、将来のアニメやゲームの世界を盛り上げてくれる日を楽しみにしています。
焦らずに、でも着実に、一歩ずつ前に進んでいきましょう!
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