「俳優や声優になりたい！でも、自分の声に自信がない…」
「ボイトレを始めたけど、効果が出てるのかよくわからない…」
そんな不安、ありませんか？
実は、ボイストレーニング（略してボイトレ）は、ただ通えば勝手に上手くなるものじゃありません。
でも、正しく続ければ、しっかり効果は出てきます。
この記事では、ボイトレを始めてから「いつ効果を感じられるのか」「どんな練習をすれば早く上達できるのか」「どうすればムダにならないのか」まで、とことん詳しく解説していきます。
ボイトレの効果が出るまでにかかる期間とは？
ボイトレの効果はいつから感じられるのか？
まず一番気になるのが、
「ボイトレのレッスンを受けて、効果はあるのか？」
「効果はどのくらいで現れるのか？」
ここですよね。
正直に言うと、「人による」が答えです。
でもそれだけじゃ元も子もないので、平均的な話をします。
早い人なら1ヶ月で「あ、なんか声が出しやすくなった！」と実感します。
特に、今まで自己流で声を出していた人は、正しい発声を習っただけで劇的に変わることもあります。
一方で、「最初の3ヶ月は全然わからなかったけど、半年くらいしたら周りに『声、変わったね』って言われた！」という人も多いです。
なので、まずは最低でも3ヶ月〜半年は続けてみてください。
筋トレと同じで、体が変わるには時間がかかるんです。
ボイトレ 1年・半年での変化とは？
半年続けると、発声の基礎がしっかり固まり始めます。
腹式呼吸が自然にできるようになり、高い声や長いセリフもラクに出せるようになる人が増えてきます。
1年続けると、「声の幅」がかなり広がります。
たとえば、声優志望なら少年役から大人の女性まで演じ分けられるようになることもあります。
俳優なら、感情を乗せたセリフがちゃんと届くようになったり。
ここまで来ると、実際にオーディションや舞台で成果が出始める人が多いです。
月2回のボイトレでも効果はあるのか？
これ、よく聞かれます。
「お金ないし、月2回しか通えません…効果ありますか？」
答えは、「やり方次第ではある！」です。
月2回のレッスンでも、自主練をしっかりやっていれば効果は出ます。
むしろ、レッスンだけで満足してしまって何もしない人より、コツコツ自宅練習してる人の方が伸びます。
大事なのは「どれだけ意識して練習しているか」
プロの声優さんでも、毎日地味な発声練習をやっているので、初心者ならなおさら、頑張って毎日続けることが大事です。
どれくらいの頻度で通うと上達が早いのか？
理想は「週1回以上」。
初心者ほど頻度は多い方がいいです。
週1で通って、毎日10〜20分でもいいから自主練を続ける。
それだけで半年後にはかなり変わってくるでしょう。
週2〜3で通えるなら、それはもう伸び方が全然違います。
ただ、いきなり無理して通いすぎても声帯を痛めてしまったり、疲れてしまうので、自分のペースでOKです。
ボイトレの効果が出やすい人と出にくい人の違い
ボイトレで上達が早い人の共通点
何事も同じですが、一番の共通点は、「素直な人」です。
レッスンで教わったことをそのまま実行する。
変なクセを捨てる勇気がある。
そういう人はめちゃくちゃ伸びます。
あと、「録音して自分の声を聴く人」も強いです。
最初は恥ずかしいけど、自分の声を客観的に聞けると、直すべきポイントがすぐわかります。
声優養成所でも、「とにかく録音しろ！」と講師が指導します。
理由はそれだけ大事だから、です。
ボイトレを続けても効果がない人の特徴とは？
逆に伸びにくい人の特徴は、「自己流にこだわる」「間違いを認めない」「練習をサボる」この3つです。
あと、「毎回レッスンに来るけど家では何もしない」タイプも要注意。
週1回の1時間だけじゃ、体に染みつかないんですよね。
たとえば、呼吸のクセを直すには、毎日少しずつ積み重ねる必要があります。
これはもう、地味だけど真実です。
ボイトレのやめどきっていつ？
実は、「やめどき」は人それぞれです。
でも、まだ効果を感じていないなら、やめるのは早すぎます。
やめる前に、「家でちゃんと復習しているか？」「録音して自分の声を確認しているか？」「先生にフィードバックをもらっているか？」をチェックしてみてください。
ある程度スキルが身についたら、一時的にやめるのもアリです。
でも、プロを目指すなら定期的にチェックを受けた方がいいのは間違いありません。
自分に合ったやり方を見つけることが大切
全員に同じ練習が合うわけではありません。
声のタイプ、性格、目指す方向によって、必要な練習も変わります。
たとえば、舞台俳優志望なら「通る声」を鍛える必要があるし、アニメ声優志望なら「滑舌」と「音のニュアンス」が重要です。
なので、「この練習法で絶対うまくなる！」みたいな情報に振り回されないことが大事です。
信頼できる先生と一緒に、自分に合ったメニューを見つけていきましょう。
効果を高めるために知っておきたいこと
歌がプロ並みに上手くなるために必要な練習とは？
俳優や声優も、歌が求められる時代です。
特に2.5次元舞台やアニメ系の現場では、歌えることが前提になってきています。
ミュージカルなど特別歌う必要がない場合でも、いざという時に歌えるスキルがあると、それだけで役の幅も広がります。
歌が上手くなるには、「発声」「リズム感」「音程感覚」の3つを地道に鍛えるしかありません。
ボイトレでは、音階練習やリズムトレーニングを取り入れて、歌と発声をリンクさせるのが王道です。
プロの歌手もやっている練習法をコツコツやれば、少しずつ安定感が出てきます。
ボイトレを始める前に知っておきたい基本知識
・腹式呼吸が基本中の基本
・声帯は筋肉、だから鍛えられる
・無理に出すと喉を痛める
・姿勢と体の使い方も超重要
これを知らないで始めると、遠回りになります。
先生選びも、ここをちゃんと教えてくれる人を選ぶと安心です。
ボイトレの相場や値段ってどれくらい？
個人レッスンなら1回あたり5,000〜8,000円くらいが相場です。
スクールに通うと、月謝制で1〜2万円くらい。
オンラインレッスンも最近人気で、少し安めのところもあります。
ただし、安いからといってクオリティも低いわけじゃなく、逆に丁寧な先生もいます。
ボイトレスクールの選び方や、初心者におすすめのボイトレスクールは「ボイトレ初心者におすすめのスクール3選！短期間で驚きの効果」という記事で詳しく紹介しているので気になる人は参考にしてみてください。
俳優・声優に必要な声のスキルとは？
・クリアで聞き取りやすい声
・感情を乗せたセリフ回し
・キャラごとの声の使い分け
・滑舌とアクセントの正確さ
最初から、これ全部を一気にできる人はいません。
だからこそ、ボイトレで基礎を固めてから、芝居の中で応用していくことが大事なんです。
【まとめ】ボイトレの効果が出るまでの道のりと夢をつかむコツ
続けることで見えてくる自分だけの成長
最初は変化が見えなくても、ちゃんと続けていれば必ず結果は出てきます。
毎日の積み重ねが、数ヶ月後、1年後の「武器」になります。
録音を聞き返すと、「あれ？前より声がラクに出てる！」と、ふと気づく瞬間があります。
それがボイトレの醍醐味。
ボイトレを効果的に活用して夢への一歩を踏み出そう
ボイトレは、「声を磨く技術」であると同時に、「夢への手段」です。
声が変わると、自信がつきます。
自信がつくと、オーディションでも堂々と話せます。
あなたの夢が「俳優」や「声優」なら、ボイトレはその夢への最短ルートのひとつです。
自分の声としっかり向き合って、一歩踏み出してみましょう。
その先に、きっとあなただけの舞台が待っています。
