「親に言ったら絶対に反対される…」
そんな思いを抱えながらも、自分の夢を諦めきれず……
実は、今や輝かしい活躍を見せている芸能人の中にも、最初は親に内緒でオーディションに挑戦したという人もいます。
今回は、親の知らないところでオーディションを受け、見事に夢を掴んだ芸能人たちのリアルなエピソードをご紹介します。
彼らの勇気ある一歩が、あなたの背中を押してくれるかもしれません。
親に内緒でオーディションを受けた芸能人のエピソード

勝手にオーディションを受けて夢をつかんだ小松みゆきの物語

小学生の頃から芸能界に憧れていた小松みゆきさん。
その夢は中学時代から形になり始めていました。
なんと親に内緒でオーディションの書類審査に応募し、見事に一次選考を通過したのです。
「二次選考のお知らせが自宅に届いて、親が開封してしまったんです。
『なんだこれは!』と驚かれました」と小松さんは当時を振り返ります。
残念ながら親から交通費を出してもらえず、二次選考は断念することに。
でも、夢を諦めきれなかった小松さんは、大学進学を機に上京。
そして運命的なことに、大学1年生の5月に原宿でスカウトされたのです。
「実は中学生の頃から何度かスカウトされていた経験があったので、『いいんじゃないかな』という気持ちで所属を決めました」
そして驚くべきことに、事務所への所属を親には相談せず、自己判断で契約。
グラビアの撮影や映画のオーディションを次々と受け始めました。
親への報告は、初めての映画撮影の前。
幸いにも「好きなようにやってみたら」と受け入れてもらえたそうです。
就職内定を捨ててオーディション合格!岩田剛典の決断

三代目J SOUL BROTHERSの岩田剛典さん。
彼が芸能界に入ったのは、親に内緒でEXILEのオーディションを受けたことがきっかけでした。
中学から大学まで慶應義塾で学んだ岩田さんは、高校時代にダンスにハマり、大学生になってEXILEのオーディションに挑戦。
でも、そのことを親には一切伝えていませんでした。
就職の内定も決まっていた岩田さん。
「教育熱心な親を安心させていた」矢先の出来事だったのです。
オーディションに合格した報告を母親に電話で伝えると…
「1、2分無言だったんです。そしたら、いきなり泣き出しちゃって」
親からすれば青天の霹靂の知らせ。
岩田さんは「その瞬間は親を裏切った瞬間だなって思った」と振り返ります。
それでも「人生って一度切り。ダンスで夢をかなえられるなんて思ってなかった選択肢だったけど、夢がかなえられた。こんなチャンスは僕にはもうないと思った」と決断。
その後の活躍は言うまでもありません。
親に言えずに乃木坂へ…秋元真夏の裏側エピソード

乃木坂46の秋元真夏さんも、親に内緒でオーディションを受けていた一人です。
「乃木坂のオーディション受ける時に、親に言ったらもう100%反対されるって思って言えなかったんですよ。で、言わないままオーディションを受けてた」と打ち明けています。
親の反対を確信していた秋元さんでしたが、いざ合格して報告せざるを得なくなった時、意外な展開が。
「母には言わなきゃいけないタイミングが来て、言ったら、思っていたほどもう全否定っていう感じではなかった」
予想していたほど強い反対はなく、理解を示してもらえたそうです。
秋元さんは自身の経験から「伝えたらわかってくれる可能性もある」と、同じ悩みを抱える若者たちに励ましの言葉を送っています。
怒られながらも夢を追った井上咲楽の行動力

タレントの井上咲楽さんは、幼稚園の頃から「テレビに出たい」という夢を持っていました。
同世代の子がテレビに出ているのを見て、「自分も出てみたい」と強く思ったそうです。
中学卒業後、親に内緒で東京までオーディションを受けに行った井上さん。
当時は携帯電話も持っていなかったため、家で乗り換え情報をメモして、一人で東京へ。
「祖父に近くの駅まで送ってもらって、1人で東京まで行きました。携帯もないから家族とも連絡とれないし、家に帰ってからすごく怒られました」
しかし、井上さんの熱意は伝わったのか、両親は「何かのオーディション受けて落ちたら現実がわかるだろうし、自分で実感したほうが諦めつくだろうから、受けたらいいんじゃない?」と、応援とも諦めともつかない態度を示したそうです。
そして2015年、『第40回ホリプロタレントスカウトキャラバン』に応募した井上さん。
「まさか書類審査が通ると思ってなかった」と言いながらも、次々と審査を通過し、見事デビューを果たしました。
世界的ドラマに抜擢!ソフィー・ターナーの親バレ秘話

海外の事例も見てみましょう。
世界的人気ドラマ『ゲーム・オブ・スローンズ』でサンサ・スターク役を演じたソフィー・ターナーも、親に内緒でオーディションを受けていました。
わずか13歳でオーディションに挑んだターナーさん。
実はドラマのキャスティング・ディレクターが学校を回っていた際に友達と一緒に「楽しくて冗談みたいなもの」と思って受けたそうです。
「そして、次から次へと電話がかかってきたんです」
最終選考の7人に残った段階で、ようやく両親に話すことに。
その時の母親の反応は「ちょっとパニックになって父に電話して『私たちにできるかどうかわからない』と言いました」とのこと。
しかし父親は「黙ってろ、これが彼女がずっと望んでいたことだ。彼女に挑戦させてやれ」と後押し。
最終的に役を獲得したことを母親から知らされた時は「私たちは2人で走ったり、プールに飛び込んだり、その日はピザをたくさん食べたりしました。最高の日でした」と笑顔で語っています。
オーディションを親に内緒で受けるという選択

オーディションを勝手に受けるとどうなる?成功例とその後
「親に内緒でオーディションを受けた芸能人」たちの事例から分かるように、勝手にオーディションを受けることで道が開けるケースは少なくありません。
実際、前述の芸能人たちは皆、親に内緒でオーディションに挑み、見事に合格。
その後、輝かしいキャリアを築いています。
岩田剛典さんは三代目J SOUL BROTHERSのメンバーとして大活躍する傍ら、俳優としても高い評価を得ています。
秋元真夏さんは乃木坂46の中心メンバーとして人気を博し、井上咲楽さんはバラエティ番組で引っ張りだこです。
ソフィー・ターナーにいたっては、『ゲーム・オブ・スローンズ』での役が彼女の俳優としてのキャリアを大きく飛躍させ、世界的な知名度を獲得しました。
もちろん、全ての人が成功するわけではありませんが、チャンスを掴むためには一歩を踏み出す勇気が必要なのも事実です。
親に言えない理由…「女優になりたい」「子役になりたい」本音と葛藤
なぜ多くの人が親に内緒でオーディションを受けるのでしょうか?
その理由はさまざまです。
「絶対に反対されると思った」と語る秋元真夏さんのように、そもそも親の反対を確信している場合が多いようです。
特に芸能界は不安定なイメージがあり、親としては安定した道を選んでほしいと考えるのは自然なことです。

また、井上咲楽さんのように、親のコメントが「現実を見て、頑張ってください」と現実的なものだった場合、夢を語ることにためらいを感じることもあるでしょう。
小松みゆきさんは、大学で上京するまでオーディションへの挑戦をあきらめざるを得ませんでした。
地方に住んでいる場合、交通費や移動手段の問題で親の協力なしにはオーディションに行くこと自体が難しいという現実もあります。
これらの葛藤は、夢を追いかける若者たちにとって大きな壁となります。
でも、今回紹介した芸能人たちは、その壁を乗り越えて自分の道を切り開きました。
オーディションに受かってしまった後、親にはどう伝える?
親に内緒でオーディションを受け、合格してしまった場合、どのように親に伝えれば良いのでしょうか?
秋元真夏さんのケースは参考になります。
彼女は「言わなきゃいけないタイミングが来た」と感じて母親に伝えたところ、予想していたほど強い反対はなかったそうです。
岩田剛典さんは電話で母親に伝え、最初は涙と沈黙で迎えられましたが、彼の決意を尊重してもらえました。

大切なのは、自分の夢や目標を誠実に伝えることかもしれません。
また、ソフィー・ターナーのケースでは、父親が強力な味方となりました。
家族の中に一人でも理解者や応援者がいると、状況は大きく変わることがあります。
伝え方としては、感情的にならず、なぜ芸能界を目指したいのか、どのような将来像を描いているのかを冷静に説明することが大切です。
合格したということは、プロからの評価を得たということ。
それは自分の可能性を示す客観的な証拠でもあります。
辞退を勧められた時にどうする?夢を引き止める方法
親から辞退を勧められた場合、どうすれば良いでしょうか?
まず、親の心配や懸念に耳を傾けることが大切です。
多くの場合、親は子どもの将来を心配しているのであって、夢そのものを否定しているわけではありません。
井上咲楽さんの両親のように「芸能界なんて無理だから、辞めておきなさい」という言葉の裏には、厳しい世界で傷つくことを心配する気持ちがあるかもしれません。
その上で、自分がなぜその夢を追いたいのか、どれだけ真剣に考えているのかを伝えましょう。

岩田剛典さんが「人生って一度切り」「こんなチャンスは僕にはもうない」と感じたように、自分の人生における重要性を説明することが効果的です。
また、進学や就職などの「安全策」と並行して挑戦する可能性を示すことで、親の不安を和らげることもできるでしょう。
小松みゆきさんのように大学に通いながら芸能活動を始めるという選択肢もあります。
そして最終的には、ソフィー・ターナーの父親のように「これが彼女がずっと望んでいたことだ。彼女に挑戦させてやれ」と言ってくれる理解者を見つけることが、夢を諦めずに済む大きな力になるでしょう。
【まとめ】親に内緒でオーディションを受けた芸能人から学ぶ大切なこと

「親に内緒でオーディションを受けた芸能人」たちに共通する思いとは
今回紹介した芸能人たちに共通するのは、夢に対する強い思いです。
小松みゆきさんは小学生の頃から芸能界に憧れ、岩田剛典さんは高校でダンスにハマり新たな可能性を見出しました。
秋元真夏さんや井上咲楽さんも幼い頃から芸能界への憧れを持ち続け、ソフィー・ターナーは偶然のチャンスをしっかりと掴みました。
そして、彼らに共通するもう一つの特徴は「行動力」です。
親に内緒であっても、自分の夢のために一歩を踏み出す勇気を持っていました。
オーディションに応募する、スカウトに応じる、遠方まで一人で出かける—そうした行動なしには、今の彼らはありませんでした。
また、タイミングの重要性も見逃せません。
井上咲楽さんは中学卒業後、岩田剛典さんは大学在学中と、それぞれ人生の節目でチャンスを掴んでいます。
「今」という瞬間を大切にした彼らの決断が、その後の人生を大きく変えたのです。
反対されても夢を追うあなたへ――後悔しないための行動指針
最後に、親に反対されながらも夢を追いたいあなたへ、今回の芸能人たちの事例から学べる行動指針をお伝えします。
- 自分の夢を明確にする
なぜその道に進みたいのか、具体的なビジョンを持つことで、説得力が増します。 - 小さな一歩から始める
いきなり大きな決断ではなく、オーディションを受けてみる、ワークショップに参加してみるなど、小さな挑戦から始めましょう。 - 実績を作る
秋元真夏さんや岩田剛典さんのように、実際にオーディションに合格するという実績があれば、親を説得する材料になります。 - 理解者を見つける
ソフィー・ターナーの父親のように、あなたの夢を応援してくれる家族や友人を見つけることが重要です。 - 親の心配を理解する
親があなたを心配するのは当然のこと。
その気持ちを理解した上で、対話を続けましょう。 - 安全策も考える
小松みゆきさんのように大学に通いながら、岩田剛典さんのように就職内定をもらってからチャレンジするなど、リスク管理も大切です。 - あきらめない
井上咲楽さんのように、最初は怒られても諦めずに夢を追い続ける粘り強さが、最終的には道を開きます。
親に内緒でオーディションを受けた芸能人たちの物語は、夢を追うことの難しさと素晴らしさを教えてくれます。
あなたも自分の夢に正直に、そして勇気を持って一歩を踏み出してみませんか?
その一歩が、未来の輝かしいキャリアの始まりになるかもしれません。
「失敗を恐れるよりも、挑戦しなかったことを後悔する方がつらい」—多くの成功者が語るこの言葉を胸に、あなたの夢への挑戦を応援しています。