声優を目指したいけど、経験も実績もない——そんな状態からでも、実はチャンスはあります。
最近では「未経験OK」の一般公募オーディションも増えていて、高校生から社会人まで幅広く挑戦できる環境が整ってきました。
この記事では、初心者が一歩を踏み出すために必要な情報をまるごと整理。
一般公募オーディション探し方のコツから、応募前の準備、気をつけたいポイントまで、わかりやすくガイドします。
未経験でも受けられる声優オーディションの探し方

最初に知っておきたいのは、「未経験OK」と書いてあっても、その意味はオーディションごとにけっこう違うということ。
だからこそ、探し方と見極め方をしっかり押さえるのが大事です。
「一般公募」とは?事務所所属との違い
一般公募のオーディションは、どこの事務所にも所属していない人でも応募できる、いわば“フリー参加型”です。
一方、事務所所属オーディションは、そのプロダクションの中で行われる限定的な選考。
つまり、未経験から声優を目指す人にとっては、一般公募こそが入口になりやすいルートなんです。
最近はSNSやYouTubeで活動している人を対象にした公募も増えていて、発信力も選考基準になることがあります。
本当に未経験OK?見極めるポイント

「未経験OK」と書かれていても、実際は“演技経験あり歓迎”なケースも。
見極めポイントは以下のとおりです。
チェックポイント | 内容例 |
---|---|
対象年齢 | 例:中学生〜30代まで幅広くOK |
応募条件 | 芸能活動経験不問/プロダクション未所属であること |
審査内容 | 書類+動画提出のみ=初心者でも挑戦しやすい |
合格後のフォロー | 所属後にレッスンや育成サポートがあるか |
この辺りを確認しておくと、「これ自分向けかも」が見えてきます。
高校生・社会人でも応募できるオーディションは?
高校生や社会人など、年齢や生活スタイルが違っても応募できる声優オーディションも、最近はオンライン審査などが増えて、さらに参加しやすくなってきています。
年齢制限を設けず、未経験者を積極的に受け入れているプロダクションも多く、学業や仕事と両立しながら挑戦できる環境が整ってきました。
ここでは、学生でも社会人でもエントリーしやすいオーディションの代表例を紹介します。
今すぐ応募できるオーディションの一例

- テアトルプラスオンラインアカデミー「声優オーディション」
応募資格は10歳〜69歳、演技経験は不問。
オンラインで完結するため、学校や仕事が忙しい人でも自分のペースで挑戦できます。
小学生からシニア世代まで幅広くチャンスがあります。 - キャストパワーネクスト「新人大発掘オーディション」
年齢不問・未経験歓迎で、学生から社会人まで幅広い応募者を対象としています。
合格後は育成サポートも受けられるため、初めてでも安心してスタートできます。
📎 参考:
👉 テアトルアカデミー 公式サイト
👉 キャストパワーネクスト 公式サイト
応募の前に確認したいポイント
- 応募条件に「未経験歓迎」や「年齢不問」と記載があるか
- オンラインで審査・レッスンに対応しているか
- 合格後のサポート体制(育成・レッスン・所属制度など)があるか
これらの条件を見ながら、自分の生活に合ったオーディションを選ぶことが大切です。
無理なく続けられる環境なら、初めてでも一歩を踏み出しやすくなります。
高校生も社会人も、自分に合うチャンスから挑戦してみましょう。
初めての声優オーディション準備ガイド

オーディションの情報を見つけたあとに気になるのが、「何をどう準備すればいいの?」ということ。
初めての人でも安心して応募できるように、やるべき準備をわかりやすく整理しました。
応募前にやっておきたい3つの準備
いきなり応募する前に、まずは以下の3つをチェックしておくと安心です。
- プロフィール写真を用意する
顔がはっきりわかるものと、全身が写ったものの2枚が基本です。
スマホでもOKですが、明るい場所で清潔感のある服装がベター。
(本当はプロのカメラマンに撮ってもらうのがベストです) - 自己PRを整理しておく
自分の「やりたい理由」や「好きなこと」を短くまとめておくと、応募書類や面接のときに役立ちます。 - 声の録音や動画を試しておく
声のトーンや話し方を自分で確認してみましょう。
緊張しても大丈夫、まずは慣れることが大事です。
書類選考・自己PRはどう書く?初心者のコツ

書類選考では、「あなたの人柄や熱意」が伝わることが最優先です。
声の経験よりも、「なぜやりたいか」「どんな努力をしてきたか」が伝わると印象アップにつながります。
自己PR文で意識したいポイント:
- 長く書こうとせず、100〜200文字でOK
- 「誰かの声で元気をもらった体験」など、具体例を入れる
- ネガティブな動機(例:仕事が嫌で…)より、ポジティブな気持ちを
初心者でも、「自分なりの言葉で、自分の思いを届ける」ことが一番大切なんです。
動画審査・実技審査で見られるポイントとは
動画審査や実技では、完成度より「素材としての魅力」が見られます。
つまり、今どれだけ上手かよりも、「未来の可能性」
「この人を育てたい」と思わせられるかがカギ。
- 明るくハキハキした声(聞き取りやすいか)
- 素直な表情や動き(変にカッコつけすぎない)
- 台本を読むときのリズム感(感情よりも自然さ重視)
意外と多いのが、「うまくやろう」としてカチコチになるパターン。
肩の力を抜いて、“普段の自分”で臨むほうが結果につながりやすいです。
スクールに通うべき?未経験者の選択肢

未経験から声優を目指すなら、スクールに通うべきか、それともオーディションに直接応募してみるべきか、判断に迷う人も多いはず。
でも実際は、どちらの道でもスタートできます。
芸能事務所の多くは、所属後にレッスンや育成サポートを行っており、応募時点で演技経験がなくても問題ありません。
“育てること”を前提としたオーディションも多いため、未経験者にとっても挑戦しやすい仕組みになっています。
とはいえ、「演技の基礎に自信がない」「練習の場がほしい」と感じる人には、短期の体験レッスンや週1ペースで通えるスクールも良い選択肢です。
自分のペースや目的に合った学び方を選ぶのが、一番ムリなく続けられるコツです。
声優オーディションに未経験で挑戦するために

やってみたい気持ちはあるけど、自信がない…そんな不安を抱えている人ほど、挑戦する価値があります。
今この瞬間からでも、挑戦できる道はあります。
うまくできるかどうかより、「やってみたい」という気持ちを行動に変えることが大事です。
未経験でも挑戦できる声優オーディションの現実と可能性
プロの声優の中には、まったくの未経験からスタートした人も大勢います。
「始めてみたい」という気持ちをきっかけに、オーディションやレッスンに参加して活動を積み重ね、実際に活躍している例も少なくありません。
たとえば、「声優アワード新人発掘オーディション」は、毎年1000名以上が応募する全国規模の公募型オーディション。
未経験からのエントリーも多く、将来性や声の個性を重視する選考スタイルが特徴です。
例年9〜11月頃に開催される傾向があるため、次のチャンスを狙うなら公式サイトの情報をこまめにチェックしておくのがおすすめです。
📎 参考:
👉 声優アワード 公式サイト
未経験だからこそ、のびしろがあります。
今の一歩が、未来を大きく変えるきっかけになるかもしれません。
あなたに合ったスタートラインを選ぼう

声優を目指す道は一つじゃありません。
オーディションから始める人もいれば、養成所やスクールを通してじっくり育っていく人もいます。
大切なのは、今の自分に合った一歩を選ぶこと。
- 時間に余裕がない人
→ 自宅から応募できるオンライン審査型の公募オーディション - 自信がない人
→ 体験レッスンやスクールで練習しながら応募を目指す - 親子で挑戦したい人
→ キッズ部門や保護者説明会つきのオーディション
今できることから始めればOKです。
遅すぎることはありません。
声を届けたい気持ちがあるなら、それはもう立派なスタートの合図です。