「うちの子もしかしてモデルになれるかも!?」
そう思ってベストキッズオーディションを調べると、無料で応募できるけど、後から費用がいくらかかるんだろう、という疑問が浮かびますよね。
この記事では、審査費用からアカデミーの総額まで詳しくお伝えします。
安心して判断できるよう、まずはお金に関する情報を整理しましょう。
ベストキッズオーディションの費用はどれくらいか
子どもの夢を応援したいけど、家計への負担も大事ですよね。
べストキッズ オーディションは、どんな流れで、一体いくらくらいかかるのか、何に費用がかかるのか、その辺りを詳しく見ていきましょう。
無料で参加できる部分と有料になるタイミング
安心して大丈夫です。
ベストキッズオーディションは、エントリーの段階ではお金が一切かかりません。
Webフォームからの一次審査(書類選考)はもちろん無料。
その後の二次審査(オンライン面接)までも、現在は基本的に無料で行われています。
親が負担するのは、写真を撮ったり、面接の準備をしたりする時間くらいです。
費用が発生し、有料となるのは、二次審査を通過した後です。
多くの場合、最終審査に向けてスキルを磨くための「ベストキッズアカデミー」への入会を考える段階から、登録料や月謝が発生し始めます。
アカデミーへの参加は任意ですが、最終審査へ進むためには実質的に参加が必要なステップになっています。
余談ですが、以前は二次審査としてプロカメラマンによる「カメラテスト」が行われていた時期があり、その際は3,800円〜6,800円程度の参加費用がかかっていました。
オーディションの方式によって、費用は変わる可能性があることを覚えておきましょう。
実際にかかる費用の内訳(審査・撮影・レッスン・イベント)
ベストキッズ オーディションでかかる費用は、大きく4つのカテゴリーに分けられます。
特に、金額が大きくなるレッスン関連については、しっかりと確認が必要です。
| 費用カテゴリー | 項目例 | 発生時期/内容 | 費用目安(現在・過去の事例) |
| 1. 審査・撮影 | 応募・面接 | 一次・二次審査 | 無料 |
| 名鑑掲載料 | 一次審査通過者で希望者 | 無料(1冊プレゼント) | |
| 2. レッスン(アカデミー) | 受講登録費用 | 二次審査合格後、入会時 | 21,800円〜26,000円(税込) |
| 月額受講費用 | レッスン料(通常コース) | 10,800円〜12,980円(税込)/月 | |
| 3. 最終審査・イベント | 交通費・宿泊費 | 地方在住者の移動費 | 自己負担(距離による) |
アカデミー関連の費用が年間で約10万円以上となり、これが一番大きな出費です。
最終審査は関東近郊で行われることが多いため、地方に住んでいる場合は交通費や宿泊費がさらにかかることも忘れてはいけません。
【ケース別】かかる費用の総額目安(参加だけ・アカデミー入会・積極活動パターン)
結局、どんな活動をするかで総額が全く違ってきます。
- 参加だけ(二次審査辞退)パターン:
- 費用目安: 0円〜数千円程度
- 内訳:
エントリーとオンライン面接までは0円です。
名鑑は無料で1冊プレゼントされます。
写真データの追加購入など、オプション費用が発生する可能性はあります。
思い出作りだけなら、このパターンで終わりにするのが良いでしょう。
- アカデミー入会パターン(年間活動):
- 費用目安: 約13万円〜17万円程度(プラス交通費・衣装代)
- 内訳(例):
登録費用と月額受講費用(11ヶ月分)の合計が約140,600円です。
これに最終審査の衣装代や、地方からの参加の場合は交通費・宿泊費が加わります。
これが一般的な活動のリアルな金額です。
- 積極活動パターン(オプション活用):
- 追加レッスンやフォトブックなどのオプションを積極的に購入した場合、総額は20万円以上になる可能性があります。
「特待生制度」で本当に費用が免除されるのか

費用を安く抑えたいなら、「特待生」を目指すのが理想ですよね。
現在の制度では、費用免除は「グランプリ特典」という形で存在しています。
これは、最終的に「ベストキッズグランプリ」に選ばれた受賞者は、アカデミーのレッスン費用が無料になるという特典です。
グランプリ受賞者には賞金総額100万円も贈呈され、1年間無料でモデルスクールで学べます。
このチャンスはとても狭き門ですが、ベストキッズオーディションの活動がきっかけで、審査員に来ていた大手芸能事務所の養成所の特待生として費用が免除になるというケースもあります。
なぜ費用がかかるのか(仕組みと背景)

「無料で応募できるのに、後から費用が発生するのはなぜ?」と疑問に感じるのは当然です。
この費用が単なる「お金儲け」ではない、業界のリアルな仕組みを理解しましょう。
モデル活動には撮影・指導・場の提供が必要だから
キッズモデルやタレントの活動を支える裏側には、プロの労力と多くのコストがかかっています。
- 指導(レッスン):
最終審査のランウェイでポージングやウォーキングを披露するには、プロの講師による専門的な指導が欠かせません。
質の高い指導プログラムには費用がかかります。 - 場の提供(イベント運営):
最終審査は、大規模会場(横浜ランドマークホールなど)で行われる大掛かりなイベントです。
会場のレンタル費用、音響、照明、ステージ設営、そして多くのスタッフの人件費といった、イベント開催のための莫大な経費が必要になります。 - モデル/タレント事務所の運営:
芸能事務所は、マネジメントや宣伝、仕事の紹介などを行うために、運営費用が必要です。
所属者にレッスン料などを求めるのは、この業界では一般的な仕組みなんです。
「金儲けでは?」と感じる人が多い理由とその実態
「怪しい」「金儲け戦略」といった口コミが広がる主な理由は、無料の段階を経て進むアカデミーの費用や、その費用対効果について、不安に感じてしまう人がいるからです。
- 高い合格率による誘導の印象:
一次審査の合格率が高い(90%以上とも)ため、「誰でも受かる」という噂が広がりやすいです。
そのため、結果的に有料のレッスン(アカデミー)に誘導されているのではないか、と感じる参加者がいます。 - 期待とのミスマッチ:
「オーディションに受かればすぐにデビューできる」といった過度な期待が不満につながる原因です。
合格はあくまでスタートラインであり、レッスンを通じて実力をつけるのが芸能界の構造です。
この現実を知らないと、「コスパが悪い」と感じてしまいます。
芸能界のオーディションでは合格後に費用が発生するのは一般的な流れです。
ベストキッズオーディションの費用は、他の一般的な養成所と比べても極端に高いわけではありません。
ただ、その金額や発生のタイミングが、一部の保護者の方々にとって不安や戸惑いを生む原因になっているのも事実です。
ベストキッズ側が提供している価値とメリット

費用を払ってまで参加する価値はどこにあるのか。
ベストキッズオーディション側が提供しているメリットを整理してみましょう。
- 一生の思い出と「自信」の獲得:
大規模会場のランウェイを歩くという貴重な体験は、子どもにとって一生の思い出となり、人前に出る自信に繋がります。 - 芸能プロダクションとの「熱い接点」:
最終審査には、大手芸能プロダクション39社が審査員として参加します。
一度の機会で複数の事務所からスカウトされるチャンスは、他ではなかなか得られません。 - 芸能界へのアピール機会:
一次審査を通過した子は「ベストキッズ名鑑」に掲載され、これが芸能プロダクションに配られます。
オーディションがなくても、名鑑に載ることで、スカウトしてもらえるチャンスが生まれます。
実際の口コミと体験談からわかること

ネット上の噂や主催者の説明だけでなく、実際に参加した親子がどう感じたのかという生の声こそ、後悔しないために聞くべき情報です。
良い口コミ:自信・経験・思い出としての価値
参加者のリアルな声の多くは、オーディションの過程そのものに価値があったと感じている人がほとんどのようです。
- 自信と成長がすごい:
「大きなステージで歩いたら、急に自信が持てるようになった!」
「この経験で、子どもの世界がグンと広がった」
なんて、内面的な成長を喜ぶ声が、本当に多いです。 - 貴重な経験と記念:
「ランウェイを歩くなんて普通はできないから、めちゃくちゃ良い経験になった」
「プロのカメラマンに撮ってもらえた写真がもう家宝!」
のように、お金では買えない最高の思い出になった!と評価する声がたくさんあります。
プロに写真を頼むと、スマホで撮るのとは全然違う、光も表情もバッチリの一枚に感動しますよね。
悪い口コミ:費用が高い・期待と違った声
ネガティブな口コミは、「これだけ費用を払ったのに、内容が見合わない」という、参加者の期待と現実のギャップに関するものが多いです。
- 費用に関する不満:
「途中から急にお金がかかる」
「レッスン代が高すぎる」
という、お金の話が最も多い口コミです。
遠方に住んでいる方にとっては、毎月のレッスン代に加えて交通費が大きな負担になるという、現実的な声もあります。
費用に対してレッスン内容の「コスパが悪い」という評価に繋がることがあります。 - 期待との違い:
レッスンがオンラインの動画配信形式であったため、「直接指導を期待していたのに」と期待と異なったと感じ、辞退した例もあります。
二次審査の合格率・落ちた人が多い理由と共通点
二次審査の合格率は10%以下、最終審査(グランプリ)の合格率は1%未満と、上に行けば行くほど、当然ながらかなり厳しいです。
上位に入賞するのは、全く経験のない未経験者ではなく、子役養成所に通っていたり、演技やダンスを頑張ってきた経験者がやっぱり多いようです。
費用に見合うかどうかを判断する基準

ベストキッズ オーディションにかける費用が「高い」と感じるか「妥当」と感じるかは、家庭ごとの「目的」と「覚悟」によって大きく変わってきます。
子どもの性格や目的に合っているかで決まる
費用対効果を測る上で、一番大切なのは「子どもの気持ち」と「親の目的」がどこにあるか、というシンプルな基準です。
- モデル・芸能界を本気で目指す場合:
芸能プロダクションとの接点や専門的なレッスンは大きなチャンスなので、費用対効果は高いと言えます。 - 経験・思い出作りが目的の場合:
この場合は、高いオプションやレッスンには深入りせず、無料の範囲(二次審査辞退)名鑑掲載などでスパッと区切りをつけ、「いい体験」として終える姿勢も大切です。
あなたの家庭にとって、この「一生の思い出と、39社のプロに見てもらえる場」に、約14万円の価値を見出せますか?
この費用対効果こそが、冷静な判断の鍵となります。
芸能活動や事務所所属につながりやすいケースとは
BKAは、芸能界デビューの登竜門として実績があります。
芸能活動や事務所所属につながりやすいのは、39社の芸能プロダクションからスカウトされるケースです。
もちろん、グランプリ受賞者は特に注目されます。
スカウト実績には、アミューズやスターダストプロモーションなどの超大手事務所も入っています。
後悔しないための親のチェックポイント
高額な費用や期待と現実のギャップで後悔しないために、保護者は以下の点を確認することが重要です。
- 目的の明確化:
「芸能志望」なのか「思い出作り」なのか、親子で目的をはっきりさせる。 - 費用の事前確認と予算設定:
アカデミー費用だけでなく、最終審査での衣装代や交通費も含めた総額を事前に調べ、「予算はいくらまで」と決めておく。 - 「合格」の言葉に踊らされない冷静さ:
合格通知はあくまで次のステップへの案内であり、その場で契約せずに、具体的な活動内容や費用負担を慎重に検討する。
まとめ|ベストキッズオーディションの費用と向き合う
ベストキッズ オーディションは、子どもたちに「夢が現実になる」貴重な経験と成長のチャンスを提供してくれる場です。
まずは、エントリーから二次審査(オンライン面接)まで、無料で挑戦できるところまで全力で挑戦してみましょう。
そこでの経験や空気感を肌で感じることで、本当に「芸能志望」で先を目指すのか、「良き思い出」として終えるのかをそこでもう一度再確認できるはずです。
費用は、テーマパークの入場料とアトラクションのパスのようなものです。
最初の入場は無料ですが、特別な体験(アカデミー、最終ランウェイ)には「特急パス」が必要になります。
そのパスを買うかどうかは、最終的に「どれだけその体験に価値を見出し、どれだけ乗りたいアトラクション(芸能界へのチャンスや子どもの成長)があるか」によって、家族ごとに判断が分かれるでしょう。
子どもの「やりたい!」は大事にしつつも、親が冷静に費用と向き合うことが、後悔しない夢への投資につながります。


