大学生活は、様々なことに挑戦できる貴重な時間です。
中でも、俳優という夢を追いかける大学生にとって、大学在学中はキャリアのスタートラインとして最適な時期と言えます。
しかし、夢を叶えるためには、具体的な行動が必要です。
そこで今回は、大学在学中に俳優になるためのステップ、必要な準備、そして成功への道のりをわかりやすく解説します。
夢を実現するための情報がここにあります。
大学生が俳優になるには?最初の第一歩
俳優になる夢を持つ大学生にとって、最初の一歩は何から始めればいいのでしょうか?
俳優への道を切り開くための基本的なステップを紹介します。
演技の基礎を学ぶ
俳優としてのキャリアをスタートさせるには、まず演技の基礎をしっかりと学ぶことが重要です。
以下の方法で、演技スキルを磨きましょう。
演劇部や地域の劇団に参加する
大学の演劇部や地域の劇団に参加することは、俳優になるための第一歩として最適です。
実際に舞台に立ち、演技を経験することで、教科書や動画では学べない実践的なスキルを身につけることができます。
具体的なメリット
- 演技の基本を学べる
発声、滑舌、台詞回しなど、俳優として必要な基礎技術を先輩や講師、演出家から直接指導を受けることができます。 - 舞台経験を積める
照明や音響、衣装など、本番と同じ環境で演技することで、舞台度胸を養うことができます。
仲間と協力する: 演劇はチームワークが重要です。
仲間と協力して一つの作品を作り上げる経験は、俳優としてだけでなく、人間としても成長させてくれます。
参加方法
- 大学の演劇部
大学のホームページなどで情報を確認し、新入生歓迎公演や体験会に参加してみましょう。 - 地域の劇団
地域の文化センターや公民館などで活動している劇団を探してみましょう。
多くの劇団は、経験者だけでなく初心者も歓迎しています。
オンラインコースやワークショップを受講する
インターネット上の無料・有料の演技コースは、基礎知識やテクニックを効率的に学べる場です。
自分のペースで学習できるだけでなく、質疑応答や課題提出を通じて個別の指導を受けられるコースもあります。
一方、プロの俳優や演出家によるワークショップは、実践的な経験を積む絶好の機会です。
実際に演技を指導してもらうことで、自分の課題や改善点を明確に把握できます。
また、他の受講者との交流を通じて、刺激を受け、演技の幅を広げられるでしょう。
一つの例として、忙しい大学生にイチオシのオンラインコースを紹介します。
ヒューマンアカデミーの声優・俳優講座は、「通学+動画」、「オンラインライブ+動画」、「通信教育」など、無理なく学べる3つの学習方法から自分のライフスタイルに合わせて選べるので、忙しい大学生にもおすすめです。
特長
- 動画学習で効率アップ
133時間もの特大ボリュームの動画で、自宅で基礎をしっかり学習。 - デビューへのサポート
専任マネージャーが月1回の面談や模擬オーディションでデビューまで徹底サポート。 - 充実したカリキュラム
声優・俳優に必要な演技、発声、滑舌などを実践的なレッスンで学べる。 - デビュー実績
在学中デビュー数445件、年間オーディション数350社超。
ただし、オンラインコースやワークショップ、養成所などを選ぶ際には、カリキュラムやレッスン内容、サポート環境などが自分の目的と合っているかが一番大事なので、まずは無料の資料請求などして、しっかり内容を調べてから決めましょう。
俳優養成所や芸能スクールで学ぶ
最短でデビューを目指すなら、俳優養成所や芸能事務所付属のスクールに通うのも良いでしょう。
これらのスクールでは、演技の基礎から実践的なスキルまで、プロの講師から体系的に学ぶことができます。
また、オーディション対策や業界関係者との人脈作りなど、デビューに向けて実践的なサポートを受けられるのも魅力です。
俳優としての魅力を伝えるポートフォリオ作成
⭕️第一印象を左右する自己紹介ビデオ
俳優としての自分の魅力や演技力をアピールできる短いビデオを撮影しましょう。
このビデオは、オーディション資料としても活用できます。
⭕️プロのカメラマンによる写真撮影
- 顔写真(ヘッドショット)は必須です。
- さまざまな表情やポーズの写真も用意しておきましょう。
その他
- 過去の出演作品があれば、ダイジェスト動画を作成するのも効果的です。
- 特技や資格があれば、アピールポイントとして記載しましょう。
- 常に最新の情報に更新し、見やすく整理しましょう。
オーディション情報の収集方法
大学生活の中で俳優としての第一歩を踏み出すためには、まずはオーディション情報収集が重要です。
効率的な情報収集方法と、俳優としてのキャリアアップに繋がる行動について紹介します。
情報サイトを活用
ネット上のオーディション情報サイトは、様々なジャンルの一般公募しているオーディション情報を網羅的に収集するのに最適です。
気になるサイトを定期的にチェックし、自分にぴったりのオーディションを見つけましょう。
- オーディション情報サイト:
- シネマプランナーズ: https://cinepu.com/cast/
- オーディションプラス:https://audition.nerim.info/
- オーディションNavi:http://audition-navi.com/
- CoRich舞台芸術! 掲示板:https://stage.corich.jp/bbs
- narrow(ナロー):https://narrow.jp/
- デビュー(Deview):https://deview.co.jp/
人脈を広げる
業界のプロフェッショナルとのつながりは、俳優として活動していく上で非常に重要です。
ワークショップやイベントに参加することで、エージェントやキャスティングディレクターと出会うチャンスを得ることができます。
積極的に交流し、関係を築いていきましょう。
積極的に行動する
これらのステップを踏むことで、大学生活の中で俳優としての第一歩を踏み出す準備が整います。
積極的に行動し、チャンスを掴み取りましょう。
大学生から芸能人になった人の事例
俳優になる夢を実現した人々の中には、大学生活の中でその第一歩を踏み出した人も少なくありません。
たとえば、大学時代からマルチな才能を発揮し、国民的人気俳優となった大泉洋さんもその一人です。
北海学園大学在学中に演劇サークルで活動し、HTB「水曜どうでしょう」で人気を博し、結成した演劇ユニット「TEAM NACS」で演技力を磨き、東京進出後はドラマ「救命病棟24時」や映画「電車男」で注目を集め、名実ともにトップ俳優に。
演技力とユーモアセンスで幅広い活躍を見せ、数々の賞を受賞し、俳優、司会、声優、歌、脚本・演出、エッセイ執筆など多彩な分野に挑戦し続けています。
大泉洋:Wikipedia
他にも、俳優の坂口健太郎さんは東洋大学在籍中に、自ら応募した第25回『MEN’S NON-NO モデルオーディション』に合格し、モデル活動をスタートさせました。
その後は、2014年に映画『シャンティ デイズ 365日、幸せな呼吸』で俳優デビューを果たすと、翌年にはドラマ『コウノドリ』やNHK連続テレビ小説『とと姉ちゃん』など話題作に出演し、その存在感を一躍知らしめ、現在では人気俳優の地位を不動のものにしています。
坂口健太郎:Wikipedia
現役大学生俳優の成功事例
現役大学生ながら俳優として活躍している芸能人を紹介します。
青山学院大ミスコンからマルチタレントへ!中川紅葉の華麗なる挑戦
中川紅葉:Wikipedia
フィンスイミングアジアジュニア入賞の実力者だった中川紅葉さんは、[Alexandros]の音楽に衝撃を受け、夢の青山学院大学へ進学。
軽音サークルでドラムに没頭し、大学入学式当日にスカウトされたミスコンでグランプリを獲得。
コロナ禍にも負けず、超十代バンド「FuNNy BuNNy」やファッション雑誌「Ray」専属モデルとして活躍。
2021年からは芸能事務所に所属し、女優、タレント、舞台、アーティスト、ラジオパーソナリティとマルチに活躍。
現在は軽音サークルで結成したバンド「gambit」でドラムスを担当し、音楽への情熱を追求。
青山学院大学4年生として勉学にも励み、学業と芸能活動を両立しながら、さらなる飛躍を目指しています。
中川紅葉さんの挑戦は、夢に向かって努力し続けること、そして自身の可能性を信じることの大切さを教えてくれますね。
現役大学生俳優 駒井蓮の成功事例:努力と情熱で夢を実現
駒井蓮:Wikipedia
駒井蓮さんは大学生からデビューしたわけではないですが、大学生と女優の両立を成し遂げた人として紹介します。
中学1年生でスカウトされ、モデル・俳優活動を開始した駒井蓮さんは、学業にも強い意志を持ち、東京の私立高校の芸能コースに進学。
幼い頃から勉強が好きで負けず嫌いな性格で、常に1位を目指して努力しました。
大学受験では慶應義塾大学文学部英米文学専攻に合格。
俳優業との両立は大変でしたが、周囲の理解とサポートを得て乗り越えました。
大学では多くの友人と出会い、充実した生活を送りました。
卒業論文では、シェークスピアの戯曲「タイタス・アンドロニカス」をテーマに選び、役者として演じる視点からの分析を行いました。
担当教授から「役者として演じる視点からの分析が興味深い」と評価を受ける。
言葉と深く向き合う経験は俳優業にも活き、インタビューやラジオ出演、映画へのコメントなど、様々な場面で言葉の力を発揮しています。
芸能活動と学業の両立を成し遂げた努力と精神力は、多くの人の模範となります。
常に全力で目標に向かって挑戦する姿勢は、今後のさらなる活躍を期待させてくれます。
大学生になってからオーディションを受けるのは遅い?
多くの人が「大学生になってからオーディションを受けるのでは遅い」と考えがちですが、これは必ずしも正しいとは言えません。
実際、20歳を過ぎてから俳優としてのキャリアをスタートさせ、成功を収めた例は数多く存在します。
大学生活は、演技に役立つ新たな経験やスキルを身につける絶好の機会です。
積極的に様々なことに挑戦することで、俳優としての可能性を広げることができるでしょう。
20歳を過ぎてから俳優になった人
綾野剛
高校までは陸上競技に打ち込み、高校卒業と同時に2000年上京。
モデルやバンド活動を経て、23歳で「仮面ライダー555」で俳優デビュー。
右も左もわからないまま、映画のオーディションを受け続け、29歳でドラマ「Mother」で注目を集める。
その後、数々の賞を受賞し、主演ドラマも多数務める人気俳優となった。
松坂桃李
松坂桃李さんは、大学在学中に友人に誘われてモデルオーディションに応募し、グランプリを受賞。
20歳で芸能界入りを果たしました。
その後、22歳でドラマ『侍戦隊シンケンジャー』にて初主演を務め、俳優デビュー。
その後、ドラマや映画で主演を務め、数々の賞を受賞。
2019年には映画『新聞記者』で第43回日本アカデミー賞 最優秀主演男優賞を受賞するなど、現在最も旬な俳優の一人です。
向井理
向井理さんは大学卒業後、バーテンダーとして6年間勤務。
その後、雑誌でのイケメンランキングで注目され、芸能界にスカウトされました。
2006年に24歳でCMデビューし、その後ドラマや映画で活躍。
2009年、ドラマ「傍聴マニア09」で初主演を務め、2010年NHK連続テレビ小説「ゲゲゲの女房」で知名度を大きく高めました。
役所広司
長崎県立大村工業高等学校卒業後、役所勤めを経て、観劇した仲代達矢主演の舞台に感銘を受け、無名塾に入塾。
200倍の難関を突破し、俳優としての道を切り開いた。
時代劇で評価を得て、1983年のNHK大河ドラマ『徳川家康』の織田信長役で注目を集める。
その後、多くの時代劇や現代劇で主演を務め、名実ともに日本を代表する俳優となる。
井川遥
短大卒業後、OLを半年で退職しモデルとして芸能界デビュー。
26歳でドラマ「空から降る一億の星」で女優デビューを果たしました。
その後、数々のドラマや映画で活躍し、2005年「樹の海」で助演女優賞を受賞。
現在ではドラマや映画、舞台で幅広く活躍する名女優として知られています。
江口のりこ
江口のりこさんは中学卒業後、高校に進学せずアルバイト生活を送り、映画女優を志す。
20歳で劇団東京乾電池に入団し、映画への道を歩み始める。
所持金わずか2万円の厳しい状況から、2002年に映画デビューを果たし、その後も主演作に抜擢されるなど、遅咲きながら輝かしいキャリアを築いている。
吉瀬美智子
吉瀬美智子さんは高校卒業後、地元でアルバイトを経てモデルとして活動を開始。
20歳で上京し、ファッション雑誌『Domani』の専属モデルやCM出演を経て、30代に入り女優へ転身。
『LIAR GAME』や『ブラッディ・マンデイ』で注目を集め、テレビドラマ『妄想姉妹』で初主演を果たす。
女優として多くの作品に出演し、エランドール賞新人賞を受賞するなど、20歳を過ぎてからの転身を成功させた。
キムラ緑子
兵庫県出身のキムラ緑子さんは、大学卒業後、1984年に上京し、劇団「M.O.P.」に参加。
2000年頃から映像作品に出演し、“カメレオン女優”と称されるように。
特に2013年のNHK連続テレビ小説『ごちそうさん』での演技が注目を集めた。
20歳を過ぎてから俳優としての道を歩み始め、多彩な役柄を自然に演じ分ける演技力で知られるようになった。
中村アン
中村アンさんは東京の下町育ちで、大学時代までチアリーディングに打ち込み、モデルデビューは大学2年生時。
しかし、本格的な芸能界入りは大学3年時に決意。
2010年にはSUPER GTイメージガラとして活躍し、2013年からは独特のキャラでタレントとしてもブレーク。
2014年には競輪のイメージキャラクターを務め、健康的なボディで女性の理想の体型に。
20歳を過ぎてからの挑戦で多方面で成功を収めた。
菜々緒
菜々緒さんは、大学卒業後に本格的に芸能活動をスタートさせ、23歳で女優デビューを果たしました。
大学在学中にモデルとして活躍し、2011年にはファッション誌「GINGER」の専属モデルに。
その後、バラエティ番組への出演で人気を博し、2012年にドラマ「ウレロ未確認少女」で女優デビュー。
2015年にはドラマ「サイレーン」で悪女役を演じ、演技力を高く評価されました。
吉田羊
福岡出身の吉田羊さんは、幼少期から演技に興味を持ち、高校で応援団長を務めた経験が女優を目指すきっかけに。
大学在学中に舞台女優としてデビューし、約10年間小劇場で活動。
30代で映像作品に進出し、2007年にドラマ『愛の迷宮』で映像デビュー。
多様なアルバイト経験を経て、女優業に専念。
これらの事例からわかるように、大学生としてのスタートは決して遅くはありません。
むしろ、学びと成長の機会を最大限に活用し、俳優として成功するための強固な基盤を築くことができるのです。
大学生が俳優になるには?今すぐ始めるべきこと
俳優になる夢を持つ大学生のあなたが、その夢を実現するためには、具体的な行動を起こすことが重要です。
大学生が俳優になるために今すぐ始めるべきことをまとめました。
演技を学び、練習する
演技の基礎を学ぶために、大学の演劇部に参加するか、地域の劇団に加わりましょう。
また、オンラインで利用できる演技のコースやワークショップに参加して、技術を磨くことも大切です。
本格的に目指すなら、俳優養成所や芸能事務所付属のスクールに通うのも良いでしょう。
オーディションに積極的に応募する
自分に合ったオーディション情報を探し、積極的に応募しましょう。
オーディションは多く受けるほど、経験を積み、自信をつけることができます。
成功事例から学ぶ
大学生活の中で俳優になった先輩たちの事例を調べ、彼らがどのような道のりを歩んできたのかを学びましょう。
彼らの経験から、有益なヒントやアドバイスを得ることができます。
ネットワーキングを強化する
業界のイベントやワークショップに参加して、他の俳優や業界関係者とのネットワークを築きましょう。
SNSを活用して自己プロモーションを行い、自分の演技を広く知ってもらうことも重要です。
大学生から俳優になるにはどうすればいい?という疑問のまとめ
俳優への道は、人それぞれ。
大学生からでも、決して遅くはありません。
積極的に行動することが大切です。
演技を学び、オーディションに挑戦し、業界の人と繋がることで、夢に近づくことができます。
大学生の強みは、時間とエネルギー。
それを存分に活かして、夢を追求しましょう。
あなたの情熱と努力が、必ず大きな成果を生み出すと信じています。
最後に記事のポイントをまとめます。
大学生が俳優になるための具体的なステップ:
✅ 演技の基礎を学ぶために演劇部や地域の劇団に参加する。
✅ オンラインコースやワークショップを受講して技術を磨く。
ポートフォリオの重要性:
✅ 自己紹介ビデオやプロフェッショナルな写真を用意することの重要性。
✅ ポートフォリオが自分をアピールするための重要なツールであること。
オーディション情報の収集と準備:
✅ オーディション情報を定期的にチェックし、積極的に応募する。
✅ オーディションでの振る舞い方や資料の準備について。
フィードバックの受け入れと成長:
✅ ポジティブなフィードバックと批判的なフィードバックのバランスの取り方。
✅ 失敗から学び、成長することの重要性。
ネットワーキングと自己プロモーション:
✅ SNSを活用した自己プロモーションの方法。
✅ 業界イベントへの参加を通じたネットワーキングの強化。
成功への道:大学生から芸能人になった人の事例:
✅ 現役大学生俳優の成功事例と彼らが直面した挑戦。
✅ 「大学生からでは遅い」という概念を打破する事例。
大学生が今すぐ始めるべきこと:
✅ 演技を学び、練習すること。
✅ オーディションに積極的に応募すること。
✅ 成功事例から学び、ネットワーキングを強化すること。