オーディションの志望動機、どんなふうに書けばいいのか迷っていませんか?
特に初めてだと「正解がわからない」「例文を見たい!」と思うはず。
この記事では、芸能事務所・映画・声優・Vtuber・子どもの応募まで、目的別に“そのまま使える志望動機の例文”をまとめました。
書類通過につながるポイントも一緒に紹介するので、安心して準備できますよ。
そのまま使える!志望動機の例文を目的別に紹介

ゼロから考えるのが難しいときこそ、参考になる例文が欲しいもの。
ここでは、よくあるオーディションの目的別に「そのまま使える志望動機の例文」を紹介します。
自分の状況に近いものを見つけて、言葉をカスタマイズしながら活用してみてください。
芸能事務所に提出する志望動機の例文
芸能界を目指すきっかけや、応募した事務所を選んだ理由が自然に伝わることが大切です。
【例文】
子どもの頃からテレビドラマに憧れて、俳優という仕事に強い関心を持ってきました。
特に人の感情に寄り添うような演技に惹かれ、自分も誰かの心を動かせる存在になりたいと考えるようになりました。
御社は若手の育成に力を入れており、未経験でも成長できる環境が整っていると感じ、応募を決めました。
演技経験はありませんが、人の話を深く聴く力と集中力には自信があります。
いただいた機会を大切にし、全力で挑みます。
映画オーディション向けの志望動機の例文
作品に対する共感や、演じたい理由が伝わるかが鍵になります。
【例文】
脚本を読んで、主人公が葛藤しながらも前に進む姿に強く心を打たれました。
自分自身も似たような経験をしており、この役に深く共感しています。
特に○○というセリフには、自分の想いを重ねながら演じられる自信があります。
この作品に参加することで、自分の人生経験を活かしながら、リアルな感情を届けたいと思い応募しました。
声優・Vtuber向けの志望動機の例文
「声」で表現する世界に惹かれた理由と、自分の個性やスキルを組み合わせることがポイントです。
【例文】
幼い頃からアニメやゲームが大好きで、キャラクターの声に何度も救われてきました。
自分も誰かにとってそんな存在になれたらと思い、声優を目指しました。
ナレーションや朗読の経験があり、声だけで感情を伝える難しさと面白さを実感しています。
Vtuberとしても活動したいと考えており、自分の明るさと表現力を活かし、視聴者と楽しく交流できる存在を目指しています。
子どもの応募に親が使える志望動機の例文
子どもの意志と特性を代弁することが大切です。
親の願望にならないよう、子どもの気持ちをベースに組み立てましょう。
【例文】
娘は小さな頃から人前に立つことが好きで、幼稚園の劇や発表会ではいつも自信を持って演じていました。
テレビで見た子役の演技に感動し、自分もやってみたいと言うようになったのが応募のきっかけです。
家でも毎日のようにセリフを練習し、表情や声の使い方を研究しています。
本人の「演じることが楽しい」という気持ちを尊重し、成長の機会として応募させていただきました。
書類通過を狙うなら必ず押さえたい3つの書き方ルール

オーディションの書類審査は、見た目や肩書きよりも「中身」で決まるケースが多いです。
だからこそ、志望動機の書き方にはちょっとした“コツ”があるんです。
ここでは、審査側の視点もふまえた3つのルールを紹介します。
オーディション志望動機と自己PRの違いを理解する
この2つ、似ているようで実は役割がまったく違います。
項目 | 志望動機 | 自己PR |
---|---|---|
内容の中心 | 応募理由・そのオーディションを選んだ背景 | 自分の強み・スキル・魅力 |
ゴール | 「なぜここに応募したのか」を伝える | 「自分はどんな人物か」を伝える |
書き出し例 | 「〜を見て共感し、応募しました」 | 「私は〇〇が得意で、こんな経験があります」 |
つまり、「志望動機=志し」「自己PR=武器」。
この2つを分けて考えると、伝えたい内容がブレにくくなります。
通過率が上がる志望動機の長さと構成パターン
長すぎても短すぎてもNG。
ベストな文字数と構成の目安はこちらです。
理想的な文字数:
300〜400文字前後(原稿用紙1枚以内)
基本の構成パターン:
- 応募のきっかけ
- 応募先に惹かれた理由
- 自分の思いや努力していること
- 意欲・今後への姿勢
この4つを順に書くだけで、「しっかり考えて書いているな」と伝わります。
逆に、いきなり「よろしくお願いします!」で締めてしまうと、熱意が感じられにくくなるので注意です。
自己PR例文と志望動機をつなげるテクニック
志望動機と自己PRをバラバラに書くより、「つながり」があると印象アップにつながります。
自然なつなげ方の例:
志望動機:
幼少期からアニメに親しみ、表現の力に惹かれてきました。
中でも貴社の作品は、キャラクターの感情表現が豊かで、自分もそんな世界を創りたいと思い、応募しました。
自己PR:
大学では演劇サークルに所属し、発声や表現技法を学びました。
特に声だけで感情を伝えることに力を入れ、朗読劇では主役も経験しました。
このように「なぜ応募したか」と「自分ができること」が地続きになっていると、読み手にとっても理解しやすく、信頼感が増します。
オーディション志望動機の例文を活かして合格に近づく方法

例文を見ただけで満足してしまうと、他の応募者と差がつきません。
本当に大切なのは「例文をどう使うか」。
ここでは、例文を自分の言葉に落とし込んで、審査員に伝わる志望動機に仕上げる方法を解説します。
例文をそのままではなく「自分の言葉」に変える手順
誰かの言葉をそのまま使うと、どうしても“作り物感”が出てしまいます。
だからこそ、以下の3ステップで「自分らしさ」を加えるのがポイントです。
STEP1:気になる例文を選ぶ
→「あ、これ自分に近いかも」と思える例文をまず見つけましょう。
STEP2:自分の経験や気持ちに置き換える
→ たとえば「幼い頃から〜に憧れて」とあれば、「自分は何歳頃に、何を見て、どんな気持ちになったか?」と掘り下げてみてください。
STEP3:言い回しを自分の語彙に変える
→ 普段使わないような言葉は避け、自分の言葉で素直に書き直すと、読み手の心にも届きやすくなります。
この手順を踏むだけで、“誰でも書けそうな志望動機”から、“あなただけの志望動機”になります。
提出前に必ず見直すべき3つのチェックポイント

せっかくの志望動機も、内容以外の部分で損してはもったいないです。
以下の3つは、提出前に必ず確認しましょう。
- 誤字脱字がないか →
一度声に出して読むのがオススメです。
読みづらいところも見つかります。 - 情報がズレていないか →
応募先の名前、オーディション名など、うっかり間違っていないか再確認。 - 読み手の視点で伝わる内容になっているか →
「自分が審査員ならこの人に会いたいと思うか?」を意識して読み直しましょう。
オーディション志望動機の例文を使って書類通過を確実にする
最後に、例文を最大限に活かすコツは「準備に時間をかけすぎないこと」です。
なぜなら、時間をかけすぎると迷いが増えて、自分らしさがどんどん薄れていくからです。
例文を参考にしつつも、「今の自分が素直に伝えたいこと」を書く。
その上で、上記のステップとチェックポイントを押さえれば、“通る志望動機”は誰でも書けるようになります。